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唇に媚薬
第6章 求め合う身体

……どうしよう。
なんか、本当にヤバイかも。
体が熱い。
葵の舌も熱くて、じんじんする。
両方の胸に、次々と付けられていく紫色の跡。
「……っ ん…っ ねぇ、い、痛……」
「我慢しろ」
「……は、ん……っ」
チクリと噛まれる度に、中心が疼く。
……葵の、印。
私が彼のモノだって証拠。
「……俺、ガキみてぇだな」
胸からお腹まで、咲き乱れるキスマーク。
付けた張本人が、上体を起こして苦笑する。
「これ、消える前にまたすぐ来いよ」
「………!」
「ずっと残るように、足し続けるから」
「……ん…っ」
乱暴に吸われた跡に、今度は優しいキスを重ねられていく。
まるで宝物に口づけするように……
「……! や、あ、んん…っ」
同時に葵の左手が背中に回って、冷たい指になぞられた。
ゾクゾクと刺激が伝わって仰け反ってしまう。
……こ、んなの、初めて。
体が溶けていくみたいだ。

