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第6章 求め合う身体

言葉と指の動きが一致していない。
もう、狂う。
変になる。


「あ、あ、イッちゃ……っ」


より深く侵入された３本の指で
わたしの身体は大きく仰け反った。

ビクビクと痙攣が止められなくて
意識が朦朧としてしまう。


あ、あぁ……すごい……



「……蘭」

「……ん……」


私の体に体重を乗せた葵と、再び唇が重なる。
絡まる舌が気持ち良くて、うまく返せない。


「……終わりじゃないぜ？」

「………っ」

「分かる？」


キスの合間に囁かれて、快感が止まらない。

……私のお腹に当たる、葵の欲望。
ワザと押し付けられて
思わず息を呑む程、その熱さと大きさにゾクゾクする。

こんな短時間で、死んじゃうかと思ったくらいにイかされたのに
この煽りが私の中に入ったら、一体どうなってしまうんだろう。