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唇に媚薬
第6章 求め合う身体
「ん、……っ、 は、ん……」
官能的なキスが続く。
舌を吸い上げられて、唇を甘噛みされて
クラクラする程気持ちいいけど
「……あ、葵……」
放置されたままの中心が、ジュクジュク疼く。
終わりじゃないって言ったのに、中断されてしまった。
ねぇ……触って?
さっきみたいに、もっとして?
「……なんだよ」
キスをやめて、覆いかぶさったまま
葵は私の髪を優しく撫でる。
冷たい指。
その指で、もう一回してほしい。
「……ね、葵…」
「だから、なに?」
意地悪。
分かってるくせに。
足をモジモジと擦り合わせる私を見て、葵が笑う。
「エロい顔」
「………っ」
「悪い、俺今すげー楽しいんだ。
もう少し付き合ってよ」
「………!」
そう言われた瞬間、体を起こした葵に
背中に手を入れられて持ち上げられた。
胡座をかいた葵の脚の上に、跨って座らせられる。