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唇に媚薬
第6章 求め合う身体
「……や、あぁ、あ、待っ…て、」
声が途切れ途切れになるほどの、獣のような律動。
なのに的確に感じる場所を突かれるから、すぐに絶頂の波が押し寄せる。
「う、あ、あぁ…だめ、だめ……っ」
「……蘭、し、めすぎ……」
「いや、き、ちゃう……! あ、いや、や……」
ぐりぐりと中でラウンドされて、途端に脚が強く痙攣した。
背中がビクビクと震えて、葵の背中に爪を立ててしまう。
「……はぁっ……」
一瞬、真っ白な世界に行っていた。
すご、い……
体バラバラになるかと思った。
まだ中がヒクついてるのが分かる。
「……おい」
「………!」
ぐったりした私の背中に左腕が回ってきて
ふっと耳に息を吹きかけられた。
「まだだ」
「……えっ!?」
「えじゃねぇよ。 これからなんだけど」
葵の瞳が光る。
まだ繋がったままの中心に、留まったままの欲望。
こ、これ、から?
今、意識飛んだのに?