この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘密の開交パーティ
第5章 タンホイザー

秘密の開交が開かれる私のマンションは
麻布十番駅から歩いてすぐのところです。
六本木の歓楽街まで歩いて7分程で、
六本木ヒルズまでは3分程で行けます。
ポンギやヒルズでは何をするの?
知り合いの男女に聞くと、
「セックス目的で飲むところ」
ほぼ同じ答えが返ってきます。
立ち並ぶどの高級マンションにも、
大量の男女が出たり入ったりして、
秘密の開交に入り浸っています。
オールナイトで営業するカフェに
バー、クラブにレストラン。
他にも、妖しい風俗店にサウナ店。
妖しすぎるマッサージもあります。
この街で放出される精液や愛液は、
東京でも断トツの量に違いないはず。
なのに、何らかの理由で弾かれて、
欲求不満のまま、放り出されれて
しまった運の悪い男女がいる。
彼らがフラフラと辿り着くところ、、
それが麻布十番です。

