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あたしの王子、俺だけの姫
第12章 日常


カーテンから覗く朝の日差し。
今日の天気は洗濯日和になりそう。


そう思いながら眠たい目を擦り、布団から出ようと身体を起こす。
と、あたしの左胸に小さな唇が吸い付いてきた。


「あ....そっか、慎ちゃんに飲ませてたんだっけ?」


まだ眠っているはずなのに、口元にあったあたしの乳首を離すものかと食いついて数回吸う。
だけど、睡魔に負けて吸い付くのをやめる。咥えたままなんだけどね。
その姿がかわいくて、あたしの胸はいつでも出せるような授乳専用の作りになったパジャマを愛用。


赤ちゃんの名前は慎太郎(シンタロウ)。コータの名前の一文字をいれることにしたの。
あとは、お爺ちゃんになっても違和感のない名前。
キラキラネームはあたしが嫌だったから却下。


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