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あたしの王子、俺だけの姫
第13章 未来
あとから聞いた話で....あたしの喘ぎ声を聞いた慎が『ママがパパにいじめられて泣いてる』
と、勘違いしたみたい。
それ以来、あたしの声はすべてコータに呑み込まれている。
まぁ、間違ってはいないかも....なんてね。
ゆっくり動いていたコータが徐々に速度をあげる。
あたしももっと奥まで来てほしくてコータの腰に脚を巻き付ける。
あたしとコータの擦れ合う濡れた音で更にあたしの内側から蜜が溢れだす。
時間差で2人が果てる。
愛し合ったあと、コータはいつものようにあたしだけへの言葉を紡ぐ。
「有希....可愛い。愛してるよ」
『あたしも、愛してる――――――』
その言葉はコータのキスでいつも届かないけど....
あたしだけの王子さま。
これからも、ずっと、あなただけの姫でいさせてね。