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あたしの王子、俺だけの姫
第14章 聖夜
「はい、お待たせいたしました」
藤城さんの淹れた紅茶は....
「アールグレイだね....」
「ベルガモットがお好きだと....」
「うん、すき........いい香りだね~」
「有希さん....」
香りを楽しんで一口飲んだところで声をかけられた。
「今のお顔....浩太さんの前でして差し上げると喜ばれますよ」
「ん?コータに?」
微笑み、頷く藤城さんの意図って....?
あたしの顔を見ただけで、コータは喜ぶの?
ふ~ん、そう。
「此方のクッキーもお薦めですよ。如何ですか?」
次の作業までの間は、藤城さんとのおしゃべりタイムで楽しんだ。