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第6章 背徳

環の躯は被虐を求める……

ならば

静かに悶えさせたい。

しかし、俺は、今夜は最後まではしない。

俺は、そう決めた。



『環、しゃぶってよ。』

俺はそう言うと、環を俺の上に乗せた。


フェラをさせるつもりだった。

環は、クルリと向きを変え、俺の脚にキスをすると、徐々に指先へと向かう……

愛おしそうに、両手で俺の足を包み、指の股へ舌先を這わせた。



『うっ！』


くすぐったいような、痺れるような感覚が俺の中に走った。



｢ﾁｭﾌﾟ…ﾁｭﾌﾟｯ、ﾁｭﾌﾟｯ…｣


環の口中で、俺の親指が弄ばれる……

指に絡み付くように吸い付く粘膜が、厭らしく嬲る……


ぺニスを口に入れたい衝動に駆られ、先走り汁が｢ツー｣と流れた………