この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
翻弄の果てに
第22章 翻弄の果てに
『祥子、いいかい?さあ、行こう。さよならを言って。』
『環さん…さようなら、ありがとうございました。お母さん、これからも見守ってください。』
悠太と祥子は、しばらく走った、村の端の砂浜に立ち寄った。
『祥子、穏やかな海だ。俺達もこんな海のように穏やかな人生を生きて行こう。ずっと一緒に。』
『はい。』
『ありがとう祥子。君のおかげで、俺はやっと安住の地をみつけたよ。俺の安住の地は、祥子、君だよ。』
『悠太さん…』
翻弄され続けた悠太の人生に、やっとピリオドが打たれた。
翻弄してきたのは、悠太の心に潜むものだったのかもしれない。
しかし
もう、振り向いたりはしない。
これからの人生
祥子を守り、慈しみ、深い愛情をもって生きていく。
悠太はありったけの笑顔で言った。
『祥子さん。俺と手を繋いで、一生歩いていってくれますか?』
『はい。悠太さん。』
ひまわりのように明るい祥子が微笑んでいる。
俺の人生の第二幕が始まった瞬間だった。《完》
『環さん…さようなら、ありがとうございました。お母さん、これからも見守ってください。』
悠太と祥子は、しばらく走った、村の端の砂浜に立ち寄った。
『祥子、穏やかな海だ。俺達もこんな海のように穏やかな人生を生きて行こう。ずっと一緒に。』
『はい。』
『ありがとう祥子。君のおかげで、俺はやっと安住の地をみつけたよ。俺の安住の地は、祥子、君だよ。』
『悠太さん…』
翻弄され続けた悠太の人生に、やっとピリオドが打たれた。
翻弄してきたのは、悠太の心に潜むものだったのかもしれない。
しかし
もう、振り向いたりはしない。
これからの人生
祥子を守り、慈しみ、深い愛情をもって生きていく。
悠太はありったけの笑顔で言った。
『祥子さん。俺と手を繋いで、一生歩いていってくれますか?』
『はい。悠太さん。』
ひまわりのように明るい祥子が微笑んでいる。
俺の人生の第二幕が始まった瞬間だった。《完》