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翻弄の果てに
第8章 新天地 新しい生活
『行ってらっしゃい(笑)』
満面の笑みで送り出され、その日は始まった。
いつもと同じはずだった。
職場‐‐‐‐‐‐‐‐‐
『悠太さん……』
『ああ、しょこちゃん、どしたぁ?』
『相談したいことがあって……』
『うん。』
『明日、仕事が終わったら……ここで待ってます!』
ペコリと頭を下げ、足早に事務所へ消えて行った。
俺の手には、待ち合わせ場所が書かれたメモが握らされていて……
しょこ、いや、祥子は入社1年の事務員。短大を出たばかりの21歳。
ぽっちゃりとした、愛くるしい笑顔の、この営業所のアイドル的存在だ。
しかし、さっきの顔には、そんな笑みは無く、どことなく 沈みがちに見えた。
満面の笑みで送り出され、その日は始まった。
いつもと同じはずだった。
職場‐‐‐‐‐‐‐‐‐
『悠太さん……』
『ああ、しょこちゃん、どしたぁ?』
『相談したいことがあって……』
『うん。』
『明日、仕事が終わったら……ここで待ってます!』
ペコリと頭を下げ、足早に事務所へ消えて行った。
俺の手には、待ち合わせ場所が書かれたメモが握らされていて……
しょこ、いや、祥子は入社1年の事務員。短大を出たばかりの21歳。
ぽっちゃりとした、愛くるしい笑顔の、この営業所のアイドル的存在だ。
しかし、さっきの顔には、そんな笑みは無く、どことなく 沈みがちに見えた。