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翻弄の果てに
第9章 環と祥子
『しょこちゃん、あれから来た?』
『来てないわよ、どうして?職場で何か?』
『いや、俺、ここんとこ、朝早くて夜遅いパターンだから、顔も全然見てないんだ。あの日、連れて来るだけ連れて来て、その後、環に投げっぱなしにしたから、なんだかバツが悪くてさ……』
『そういう気持ち、とても大事ね。気にかけること、悪いと思ったら謝罪すること、人として大切よね?悠ちゃんは、優しいけど、とっても不器用だからね。』
『おふくろみたいな説教は無しで頼むよ、マジ。』
『あらあら!ごめんなさい(笑)思ったまま言っただけなんだけどなあ(笑)』
『だから、笑いすぎ!』
内心、「おふくろ」という言葉に「ドキッ」とした環だった。
『来てないわよ、どうして?職場で何か?』
『いや、俺、ここんとこ、朝早くて夜遅いパターンだから、顔も全然見てないんだ。あの日、連れて来るだけ連れて来て、その後、環に投げっぱなしにしたから、なんだかバツが悪くてさ……』
『そういう気持ち、とても大事ね。気にかけること、悪いと思ったら謝罪すること、人として大切よね?悠ちゃんは、優しいけど、とっても不器用だからね。』
『おふくろみたいな説教は無しで頼むよ、マジ。』
『あらあら!ごめんなさい(笑)思ったまま言っただけなんだけどなあ(笑)』
『だから、笑いすぎ!』
内心、「おふくろ」という言葉に「ドキッ」とした環だった。