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翻弄の果てに
第11章 純粋な気持ち
環の墓を訪れ、気持ちの整理が出来つつあった。

無責任だと、親父やおふくろのことを恨み、憎んだりもしたが、それも何となくだが、自分の中で消化出来た気もする。


思えば、最愛の我が子を亡くした両親の辛さはいかばかりであったか……


どれ程の葛藤の中で暮らした数十年であったことか。


そして、その中にあっても、俺は間違いなく皆に愛されていたことを悟った。


おかしな言い方だが、俺は環によって形成された。ハラハラドキドキしながら見守り続けた親父やおふくろの気持ちが、今ならわかる。

それぞれの強い強い愛情に守られ、後押しされ、人は生きていくのだ。


もう少し、俺は、俺にけじめをつけたら、一歩踏み出そう!


先ずは、祥子に礼をしなくては!



の、はずだった……



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