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翻弄の果てに
第15章 女。未来(みく)
敷かれた布団へと誘(いざな)い、布団の上に優しく倒す……
未来の鼓動はますます早鐘のように打ち付ける。
未来の上に覆いかぶさる力はとても大きく感じた。
『優しくするよ。ほんとにいいんだね?』
頷く未来……
アップにした髪をほどき、その黒髪にキスを落とす。
未来の手は、これから起きることに、動揺と興奮しつつも、未知の世界に踏み込む恐さもあるのだろうか、シーツを握りしめている。
そっと、その手に力は自分の手を乗せた。
未来の手はシーツから離れ、力の手を掴んだ。
力は指を絡ませながら、
『怖くないよ、さあ、一緒に気持ち良くなろうね。』そう言った。
少しは慣れたであろう、キス……
未来はそのキスに酔いしれている。
力の片手が、浴衣の上を這う……
躯に力の温度を感じる。
また、ゾクリと、躯が反応し、自分の温度が、胸の高鳴りや沸き立つ血流と共に上がっていくのを覚える未来だった。
未来の鼓動はますます早鐘のように打ち付ける。
未来の上に覆いかぶさる力はとても大きく感じた。
『優しくするよ。ほんとにいいんだね?』
頷く未来……
アップにした髪をほどき、その黒髪にキスを落とす。
未来の手は、これから起きることに、動揺と興奮しつつも、未知の世界に踏み込む恐さもあるのだろうか、シーツを握りしめている。
そっと、その手に力は自分の手を乗せた。
未来の手はシーツから離れ、力の手を掴んだ。
力は指を絡ませながら、
『怖くないよ、さあ、一緒に気持ち良くなろうね。』そう言った。
少しは慣れたであろう、キス……
未来はそのキスに酔いしれている。
力の片手が、浴衣の上を這う……
躯に力の温度を感じる。
また、ゾクリと、躯が反応し、自分の温度が、胸の高鳴りや沸き立つ血流と共に上がっていくのを覚える未来だった。