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第3章 決意

しかし、姉さんは、それから一年程付き合って別れた、と、話を終えてしまった。

俺は少し、イライラしていた。そんな話は何にもならない。だから、俺は聞いたんだ。

『じゃあ、なんでその男と結婚したんだよ！』

衝撃だった……
ありえない話を姉さんはしたのだ。

『彼じゃなきゃ…出来なかったのよ。』

『何を？！』

『セックス…』

何と言うことだ……

姉さんは、初めて覚えたセックスがＳＭだったのだ！
そして、それが、本当に愛し合う男と女の営みなのだと、男は姉さんの心と躯に刷り込んだのだ！


そして、あろうことか、姉さんと男の営みを、友達に話すことは、裏切りを意味する！なんてほざいたのだそうだ。

しかしだ。いつまでもＳＭが、正当なセックスなんて思って、この歳になったわけはないはずだ。


『で、どうしたんだよ。』