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第20章 痴漢ギルド　中編

「暗号･･･ですか？」
私は神馬博士に尋ねます。

「ワシと笹山くんは
暗号クイズ同好会を作っていて･･･
だから笹山くんはこのメールをワシに
宛てたんじゃ」
神馬博士は言いました。

「どのような暗号なのですか？」

「２文字取りじゃ。
メールの文章をひらがなに直して･･･
それぞれの行の先頭の２文字を
つなげるんじゃ！」

「ちか･･･てつ･･･きょ･･･うと･･･
あす･･･くじ･･･さん･･･じゅ･･･うご･･･
ふん･･･ろく･･･りょ･･･うめ」

「地下鉄、京都、明日、９時３５分、
６両目じゃ！」