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第34章 相互鑑賞クラブ　⑤

「えっ？！どういう意味ですか？」
笹山くんが店長に尋ねます。

「お客さまのフリをして･･･
この店に潜入する探偵や出歯亀や刑事が
いるんですよ」
店長が答えます。

「僕らがそれだって言うんですか？！」
笹山くんが強い調子で尋ねます。

「そうですね･･･ちょっと怪しい･･･」
そう言って店長はじろじろと
私たちを見ます。

「ど･･･どこが怪しいんですか？！」
笹山くんが語気を強めます。

「二夜連続で当店に来られ･･･
とてもエッチな方々のようですが･･･
なぜか昨夜も今夜も本番をされていない」

「えっ？！」「えっ？！」
笹山くんと私は驚きます。