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性技のミカタ
第10章 黙祷!!権蔵最期の日
多喜枝の電話を発端に、様々な人間が権蔵宅を訪れた。

警察、救急隊員、勇治から指示を受けた四葉重工社員が入れ替わり立ち替わり真美と多喜枝に声をかける。

多喜枝が失敗しない様に側に立つ真美の事を、ショックを受けた第一発見者の家政婦を気遣っている風に周囲は捉えた。

「事件性も無いようですし、心臓麻痺で間違いないと思われますが、決まりなので司法解剖致します」
救急隊員は警察官と打ち合わせた結果を真美と多喜枝につたえる。

「…はぃ…よろしくお願いいたします…」
真美は多喜枝の肩を抱きながら答えた。


帰国した勇治は全くの役立たずだった。
その代わりに真美がテキパキと事を進める。

真美は、義父の突然の死に動揺しながらも気丈に立ち回る"ダメ息子の嫁"を演じた。

権蔵の葬儀は盛大な物となった。
旧財閥系の大企業の会長の見送りには政財界の大物が参列した。

そんな中でも勇治は父親の死のショックから立ち直れず脱力したままだ。

「…勇治さん…ちょっと…」
見かねた真美は、弔問客の世話を多喜枝に任せ勇治を人気の無い葬儀場の倉庫に連れていく。

「…勇治さん…しっかりしてよ…邪魔なお義父様が死んで…やっと四葉重工を自由にできる様になったのよ…」
「真美ぃ。僕には無理だよ。親父が居ないと。僕にはできないよぉ」
勇治は涙眼で訴える。
「…もぅ…情けないわねぇ…勇治さんは…真美の言う通りにしていれば良いの…何も考えずに…真美の言う通りにしていれば…上手くいくから…」

真美の勇治のズボンのチャックを下げると、縮こまったおち○ちんを引っ張り出す。

「…相変わらず…情けないおち○ちんね…」
真美は勇治の自信無さげに萎えた突起物を咥える。
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