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第3章 新婚さんごっこ

「あの時………助けてくれたのは感謝してるんだよぉ？」

「そうだ。じゃあ、何かお礼！」

「………そうだぁ……結局あの時何もお礼してなかったぁ…えっとぉ何がいいかなぁ？」

「そうだな…一週間新婚さんごっこ！」

「…………へ？」

「そのくらいのお礼の価値はあるだろ？」

「え！？えっとぉ…具体的にどんな事するの……かなぁ？」

「来週、母さんが仕事で海外にいる親父のところに一週間行くからその間麻由がうちに泊まって新婚っぽい生活するに決まってるだろ？」

「ふえ！？そ、それはぁ…うぅ」

「決まりな？」

「賢ちゃんも一緒に…」

「却下。麻由だけ」



強引に決まっちゃったよぉ…あ、でもお母さんがきっと駄目って言うだろうから。