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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第19章 王宮という名の伏魔殿
「めでたく国王殿下との初夜をお務めになり、祝着至極にございます」
 昨夜の怖いおばさま―臨尚宮(イムサングン)がキョンシル付きの女官たちの総責任者だと聞かされ、キョンシルは危うくお茶を吹くところであった。
「以後は何なりとお申し付け下さいませ」
 眉一つ動かさず言われ、キョンシルもつられて丁重に頭を下げた。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
 刹那、臨尚宮の細い眉がつり上がった。
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