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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第19章 王宮という名の伏魔殿
 体全体が雪のように純白の羽毛に覆われているのだから、ということなのか? そこで、ソンは更に謎めいた笑みを浮かべた。
「またの名を恋(れん)夫(ふ)鳥(ちよう)」
「恋夫鳥。こちらの別名もまた変わっていますね」
「夫を恋うる鳥と書く。この名前には、ちゃんと謂われがある」
「まあ、どのような謂われですの?」
 ソンが笑う。
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