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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第19章 王宮という名の伏魔殿
そのため、朝廷の大臣たちは皆で話し合い、やむなく相応の両班家から数人の娘たちを選び、王に側妃という形であてがった。娘たちはいずれも、三政丞(チヨンスン)(領議政、左議政、右議政)や議(イ)政府(ジヨンプ)の官僚、または六曹の判(パン)書(ソ)などの高官の娘である。
その妃たちの筆頭ともいえるのが、この温嬪と恭嬪であった。温嬪閔氏(みんし)は左議政の娘、恭嬪孫(ソン)氏は礼(イエ)曹(ジヨ)判(パン)書(ソ)の娘だ。共に気が強く、国王の寵をめぐって妍を競う妃たちの中でも目立つ存在である。
その妃たちの筆頭ともいえるのが、この温嬪と恭嬪であった。温嬪閔氏(みんし)は左議政の娘、恭嬪孫(ソン)氏は礼(イエ)曹(ジヨ)判(パン)書(ソ)の娘だ。共に気が強く、国王の寵をめぐって妍を競う妃たちの中でも目立つ存在である。