この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第20章 飛翔する鳥
「子どもの頃、私はいつも今宵のように空を見上げていた。空を見ていると、不思議に泣けてきたよ。だが、私には今でも判らない。夜、月を見て泣いていた時、幼い私自身が泣いていたのか、それとも月が肉親の縁(えにし)に薄い孤独な私を憐れんで泣いていたのか」
 ソンはこの下りを語りながら、前の虚空をじっと見つめている。無感情な口ぶりは他人の人生を語っているかのようだ。だが、前で緩く組み合わされた両手には、きりきりと力が込められていた。
/1719ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ