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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第20章 飛翔する鳥
「なに? そのような怖い顔して切り出されると、私の方も不安になるが」
キョンシルは一旦うつむき、顔を上げた。
「私、そろそろ町に帰ろうと思うの」
その瞬間、ソンの綺麗な顔が強ばった。
「どうして?」
「私があなたの本当の意味での妃になることはないし、いつまでもこんな中途半端なことを続けていても意味がないわ」
「では、中途半端でなくなれば良い。私たちの関係が本当の夫婦になれば問題はないのだろう」