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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第20章 飛翔する鳥
キョンシルは涙ながらに言った。
「あなたがこれまで生きてきた王としての人生は確かに茨の道だったかもしれない。でも、あなたにはホン内官のように、心からあなたのことを思ってくれている人もいる。孤独だったというけれど、あなたはけして一人ではなかったわ」
幼い国王の成長を見守り、願い続けてきたこの国の民という民があなたの側にいる。どうか、そのことを忘れないで。あなたはこの国の王、私たちの父でもあるの。