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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第20章 飛翔する鳥
 少し歩いたところで、キョンシルは眼を疑った。前方から走ってくるあの人影は―。
「トスおじさん!」
 キョンシルは叫ぶよりも先に走り出していた。
 ひろげたトスの腕の中に飛び込んだ。
「キョンシル! 無事で良かった」
 トスがキョンシルをこれでもかといわんばかりの力で抱きしめる。
「トスおじさん、苦しい」
「今はこのままでいさせてくれ」
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