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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第24章 祖父の願い
更にもう一つ、キョンシルには気がかりがある。それは他ならぬトスが昨夜、赴いた場所であった。ウンスクの言葉によれば、トスは間違いなく、いつもの酒場ではない別のところに行っている。
早朝に帰ってきた時、彼の身体からはかすかではあるが、いつもとは違う匂いがした。安物の白粉の香りは、つまりはトスが他の女人とずっと一緒にいたという証でもあった。
ウンスクと別れた後、トスが一人で赴いたのは恐らくは妓房に違いない。妓房で恐らくは妓生と二人きりで過ごしていたのだ。
早朝に帰ってきた時、彼の身体からはかすかではあるが、いつもとは違う匂いがした。安物の白粉の香りは、つまりはトスが他の女人とずっと一緒にいたという証でもあった。
ウンスクと別れた後、トスが一人で赴いたのは恐らくは妓房に違いない。妓房で恐らくは妓生と二人きりで過ごしていたのだ。