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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第25章 再会
「お話し中のところを恐れ入ります。旦那さま、崔旻丑(ミンチユ)さまがお見えでございますが」
イルチェが頷いた。
「夜分に一体、何用だ? 大方、なかなか儂があの世に逝かんので、待ちきれずに様子を見に来たのであろうて」
どこか皮肉げに聞こえる口調で言い、キョンシルに微笑みかけた。
「さあ、もう帰りなさい。あの男がそなたの帰りを待ちわびていることであろう」
からかうように言われ、キョンシルは思わず頬を染めた。