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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第25章 再会
「そなたの言うとおりだ。俺は全く思い違いをしていたようだ。確かに最も大切なのは、心のありかだろう。たとえキョンシルがあいつと幾千もの夜を過ごしたとしても、そなたの心が俺のものだと思えるならば、何をも怖れることはない」
 と、ここで不敵な笑みを刻む。
「もっとも、今度、そなたがあいつと幾千もの夜を過ごす羽目になる前に、俺があいつからそなたを奪い返すがな」
 トスが両手をひろげる。キョンシルは今夜は逡巡せず、トスの胸に飛び込んだ。
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