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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第25章 再会
「それなら、私だけを見て」
 キョンシルが真正面からトスを見つめる。
 熱を帯びた視線が一時、絡み合い、離れた。
 その場を取り巻く空気の密度が俄に濃くなった。あまりにも強い熱を孕んだ沈黙に押し潰されたそうになった時、トスの声音が耳朶をかすめた。
「嫌なら今、言ってくれ。そなたがまだ心の準備ができていないというのなら、俺はここで止める」
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