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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第26章 花びら占い
 また一枚、残ったわずかな花びらをむしった。
 今日の都は殊の外、風が強かった。空も今にも雪でも降りそうな曇天がひろがっている。
 キョンシルは寒風に身をさらすことにも頓着せず、ただひたすら紅の花片を摘み取ることだけに集中していた。
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