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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第26章 花びら占い
初めて結ばれてからというもの、トスはキョンシルを抱こうとしない。それも気がかりといえば気がかりであった。物珍しさから世慣れぬ小娘に手を出したものの、やはり、退屈で物足りなかったのではないだろうかと、不安は尽きなかった。
よもやトスがともすればキョンシルに手が伸びそうになるのを必死で自制しているとは思いだにもしない。トスは、一時の欲望に負けて、祝言前にキョンシルの身体を奪うような行為はでき得る限り慎みたかったのだ。
よもやトスがともすればキョンシルに手が伸びそうになるのを必死で自制しているとは思いだにもしない。トスは、一時の欲望に負けて、祝言前にキョンシルの身体を奪うような行為はでき得る限り慎みたかったのだ。