この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第4章 旅立ち
 どうも、互いに無意識の仕草だったようだ。二人ともに現に戻った今、嫌が上にも先刻、二人の間で繰り広げられた扇情的な瞬間を意識せずにはいられない。
 トスは狼狽えたように手のひらをすり合わせ、組んで握りしめた。かすかに強ばった面の底に、いつにない感情の揺れがほの見えていた。こんなトスは珍しい。母の死のときでさえ、これほど感情を波立てはしなかった。
 いや、心は絶望と哀しみに揺れていたに相違ないが、少なくとも表には現れなかった。
/1719ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ