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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第26章 花びら占い
 今、長い年月を経て漸く三つで一つといわれる伝説の家宝がここにすべて揃ったことになる。
 イルチェがしみじみと言った。
「そなたの母も長らく家宝の一つである翡翠の首飾りの持ち主だった。キョンシル、間違いなく、この家の系譜には儂の息子としてチソンの名が、そして、その妻としてミヨンの名が記載されるはずだ。今となっては儂にしてやれるのはこの程度のものだが、許してくれ」
「お祖父さま、ありがとうございます」
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