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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第27章 実在のキョンシルさん
さて、長い物語りも漸く終わりました。
何とかここまで辿り着けたことを心よりお礼申し上げます。
第一話を連載していた頃、この物語りのヒロインのキョンシルが実在の
女性の名前をお借りしたというお話をしました。
私の韓国語の師匠から、ヒロインの候補名を幾つか教えて貰い
私が響きも字も気に入って選んだのが卿実【キョンシル】でした。
後から聞いたところによれば、その名前は
師匠の友人の名前だったそうです。
しかも、そのキョンシルさんは若くして亡くなられたということでした。
どのような生涯で、どんな死に方をされたのか。
師匠は多くを語りませんでしたが、
けして幸福とはいえない人生だったと-、話されていました。
そして、師匠にも拙作を読んでいただきましたが、
この物語りのキョンシルが想う男と幸せになれ、
「せめて物語りの中だけでも、彼女と同じ名前を持つ【キョンシル】が
幸せになったことは、本物のキョンシルさんの友人として、とても嬉しく思います
」
と、そのように言っていただきました。
この物語り執筆にまつわる、私にとっても忘れられないエピソードの一つです。
何とかここまで辿り着けたことを心よりお礼申し上げます。
第一話を連載していた頃、この物語りのヒロインのキョンシルが実在の
女性の名前をお借りしたというお話をしました。
私の韓国語の師匠から、ヒロインの候補名を幾つか教えて貰い
私が響きも字も気に入って選んだのが卿実【キョンシル】でした。
後から聞いたところによれば、その名前は
師匠の友人の名前だったそうです。
しかも、そのキョンシルさんは若くして亡くなられたということでした。
どのような生涯で、どんな死に方をされたのか。
師匠は多くを語りませんでしたが、
けして幸福とはいえない人生だったと-、話されていました。
そして、師匠にも拙作を読んでいただきましたが、
この物語りのキョンシルが想う男と幸せになれ、
「せめて物語りの中だけでも、彼女と同じ名前を持つ【キョンシル】が
幸せになったことは、本物のキョンシルさんの友人として、とても嬉しく思います
」
と、そのように言っていただきました。
この物語り執筆にまつわる、私にとっても忘れられないエピソードの一つです。