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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第5章 偽りの別れ
トスは先刻からずっと眠る少女を見つめていた。キョンシルがやっと寝入ったのは、今から一刻ほど前のことだ。
表面だけは以前の屈託なさを取り戻しているかに見えたものの、その実、キョンシルが酷く怯えていることを、トスはしっかり見抜いていた。むろん、他でもない、この自分に対して怯えているのだ。
それも道理だ。今日の昼、彼はキョンシルに取り返しのつかないことをしてしまった。泣き叫ぶキョンシルを力でねじ伏せ、暗い情動のままに犯そうとしたのだから。
表面だけは以前の屈託なさを取り戻しているかに見えたものの、その実、キョンシルが酷く怯えていることを、トスはしっかり見抜いていた。むろん、他でもない、この自分に対して怯えているのだ。
それも道理だ。今日の昼、彼はキョンシルに取り返しのつかないことをしてしまった。泣き叫ぶキョンシルを力でねじ伏せ、暗い情動のままに犯そうとしたのだから。