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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第5章 偽りの別れ

人間は少しくらいは羽目を外した方が良い、というのが彼の持論なのだが、少なくとも、ミヨンは、そういう生き方を好まない女であった。
ところが、彼女の娘ときたら、どうだろう。
キョンシルといると、トスは振り回されてばかりだ。くるくると空模様のようによく変わる表情は見ていて飽きないし、思ったことをポンポンと口にするのも新鮮だ。人によっては、遠慮がないとか思慮が足りないと感じるかもしれないが、トスはキョンシルの率直さをむしろ好ましく思った。
ところが、彼女の娘ときたら、どうだろう。
キョンシルといると、トスは振り回されてばかりだ。くるくると空模様のようによく変わる表情は見ていて飽きないし、思ったことをポンポンと口にするのも新鮮だ。人によっては、遠慮がないとか思慮が足りないと感じるかもしれないが、トスはキョンシルの率直さをむしろ好ましく思った。

