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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第6章 対面
 キョンシルをこの室に案内してくれたのもこの男で、皆から〝馬(マー)執事(ソバン)〟と呼ばれていた。確かに名前のとおり、縦長の顔は随分と間延びしていて、馬に似ていないこともない。そこまで考えて、キョンシルはついプッと吹き出してしまった。
 し、しまった!! 思わずヒヤリとしたが、案の定、老人は眉間の皺をますます深くした。
「で、この者を連れてきたという胡乱な男は帰ったのか?」
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