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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第6章 対面
「も、申し訳ございません」
 執事は蒼褪めて、平身低頭で謝った。
「その品をこちらに見せよ」
 執事は黄色の風呂敷包みを恭しく捧げ持ち、老人に差し出した。
 老人は気のなさそうな様子で包みを解き、中身を検めた。やがて、そのしかめっ面が大きく変化した。真剣そのものといった表情で翡翠の首飾りや書き付けを代わる代わる眺めている。
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