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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第7章 崔家での日々
とりつく島もない。そこまで言われて、いるわけにもゆかず、キョンシルはお辞儀をして部屋を出てゆこうとした。丁度、外に出て扉を閉めようとした時、小さなうめき声が背後で上がった。
すぐさまとって返すと、白い夜着姿のイルチェが布団の傍らに倒れていた。
「大丈夫ですか?」
どうやら彼は薬湯を取ろうとしたらしい。イルチェの手の届く場所に置いたと思ったのだが、届かなかったのだろう。明らかにキョンシルの失態であった。
すぐさまとって返すと、白い夜着姿のイルチェが布団の傍らに倒れていた。
「大丈夫ですか?」
どうやら彼は薬湯を取ろうとしたらしい。イルチェの手の届く場所に置いたと思ったのだが、届かなかったのだろう。明らかにキョンシルの失態であった。