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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第7章 崔家での日々
「そなたのためには身内の許に連れてゆくのがいちばん良いと思ったんだ。そなたを崔イルチェどのの屋敷に連れていった後、俺もすぐに都を離れるつもりだった。でも、できなかった。どうしても、そなたを残して一人で去ることができなかったんだ」
キョンシルの眼に涙が滲んだ。トスはトスでまた深く懊悩していたのだ。悩みに悩んだ末、都の祖父の許に託すのがキョンシルの幸せだと思い、崔氏の屋敷に連れていった―。