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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第8章 未来を照らす一番星
しかしながら、イルチェは息子に対してあまりにも頑なすぎたと過去を悔い、こうしてチソンとミヨンの娘であるキョンシルに頭を下げているのだ。
キョンシルの胸に熱いものが込み上げた。
「もう、良いのです」
キョンシルは、うなだれる白髪頭に向かって優しく言った。
「今のイルチェさまのお言葉を聞いて、父も母もきっと歓んでいると思います。これで、二人とも安心して永の眠りにつくことができましょう」