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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第8章 未来を照らす一番星
 輿が大通りを進み、四つ辻を曲がって見えなくなったところで、トスが大きな息をついた。
「流石は天下の崔イルチェさまだな。あの方の傍に立っただけで、鳥肌が立つほど緊張したよ」
「トスおじさんも緊張することってあるのね」
「何だ、そいつは。何だか俺がこの上なく図太い奴のように聞こえるんだが、気のせいか?」
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