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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第11章 海の町から
キョンシルは海から砂浜へと戻ってきて、上衣の袖から手巾を取り出した。すっかり砂まみれになってしまった素足を丁寧に拭く。
顔を上げた時、またトスの強い瞳とぶつかった。
今度は、トスの方が先にハッとたじろいだ。
「あ、いや―、済まない」
何故、ここでトスが突如として謝るのか理由も判らないままに、キョンシルは微笑む。まさか、トスが自分の剥き出しの脹ら脛を眩しげに見つめていたことなど、知る由もないキョンシルである。
顔を上げた時、またトスの強い瞳とぶつかった。
今度は、トスの方が先にハッとたじろいだ。
「あ、いや―、済まない」
何故、ここでトスが突如として謝るのか理由も判らないままに、キョンシルは微笑む。まさか、トスが自分の剥き出しの脹ら脛を眩しげに見つめていたことなど、知る由もないキョンシルである。