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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第3章 哀しみはある日、突然に
 今、ミヨンとキョンシルはこの部屋に引きこもっている真っ最中なのだ。
「何なんだ、俺が来ると判っているのに、わざわざ二人して引っ込んで。おい、何を企んでいるんだ―」
 トスが堪りかねて小部屋へと続く両開きの扉を開けようとしたまさにそのときである。
 いきなり眼前の扉が向こうから勢いよく開き、トスは貌をしかめた。
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