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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第11章 海の町から
―じっとしてるより、何か仕事をさせて貰った方が良いのよ。
幾ら懇願しても、トスは怖い顔で首を振る。
仕方がないので、キョンシルは室の中でできる仕事を選んだ。僧侶たちの衣を繕ったり、布を分けて貰って新しいものを仕立てたりし始めたのだ。それにはトスも文句はなかった。
針仕事は結構、疲れる。意外と肉体労働にも匹敵するほどなのだ。まず眼を使うし肩も凝る。気分転換や身体を休めたい時、キョンシルは外に出た。