この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第12章 李家の御曹司
咄嗟の指摘に、キョンシルは言葉を失った。確かに朝鮮人離れした異様人めいた美貌に目を奪われはした。しかし、別にそこまでだ。一時の興味を引かれたものの、キョンシルには心に秘めた想い人がいるのだ。どうして他の男に心奪われたりしよう?
それにしても、何と不躾な男なのだろう。他人の心に勝手に踏み込んできて、好き放題に当て推量にすぎないことをまくしたてるなんて。どれほどのお金持ちのぼんぼんかは知らないけれど、キョンシルの最も嫌いな男の部類に入る奴だ。
それにしても、何と不躾な男なのだろう。他人の心に勝手に踏み込んできて、好き放題に当て推量にすぎないことをまくしたてるなんて。どれほどのお金持ちのぼんぼんかは知らないけれど、キョンシルの最も嫌いな男の部類に入る奴だ。