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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第12章 李家の御曹司
キョンシルは立ち上がると、両手を合わせたまま深く頭を垂れる。再びその場に座ると、手のひらを上向きにして床に付け、頭をこすりつける。キョンシルの組み合わせた手のひらには数珠が掛けられていた。
―どうか罪深き私をお許しください。
キョンシルは心の中でひたすら同じ科白を木霊のように繰り返す。
キョンシルの心には、母ミヨンの恋人を愛してしまったということがいまだに重くのしかかっている。しかも、それはミヨンがまだ生きていた頃からの出来事なのだ。
―どうか罪深き私をお許しください。
キョンシルは心の中でひたすら同じ科白を木霊のように繰り返す。
キョンシルの心には、母ミヨンの恋人を愛してしまったということがいまだに重くのしかかっている。しかも、それはミヨンがまだ生きていた頃からの出来事なのだ。