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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第12章 李家の御曹司
もしかしたら、ウォンジュンは、この耳飾りを光王の店で買ったのかもしれない。ぶっきらぼうに金を払い、にやにやしながら耳飾りを売りつけている光王の顔が容易く想像できて、キョンシルは思わず笑ってしまいそうになった。
「どうかな? 気に入ったのなら、受け取ってくれると嬉しい」
キョンシルは小首を傾げた。ここで突き返すのは簡単だが、そこまで気を遣ってくれたのに、すげなく返すのも大人げない気がした。