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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第13章 恋の病
内心、勘弁してくれよと言いたいが、わざわざ訪ねてきたものを追い返すわけにもゆかない。何より、分別を示して潔く引いてくれたソンジュンの体面を考慮すれば、その息子を邪険にもできない。偉大な父親を持つと、息子は知らぬ間に得をするものらしい。
「少し話をさせて貰っても?」
トスは顎をしゃくった。これも些か失礼な態度ではあるが、相手は何しろ、彼の大切なキョンシルに乱暴を働こうとした男だ。心穏やかに話をしろと言われても、土台、無理な話である。
「少し話をさせて貰っても?」
トスは顎をしゃくった。これも些か失礼な態度ではあるが、相手は何しろ、彼の大切なキョンシルに乱暴を働こうとした男だ。心穏やかに話をしろと言われても、土台、無理な話である。